アムロジピン
◯ この薬は
降圧薬です。血管を広げて血圧を下げます。
◯ 作用
カルシウム拮抗薬と呼ばれます。細胞内へのカルシウム流入を減少させることにより、血管平滑筋を弛緩させます。それにより狭くなっていた血管が広がり、血液が通りやすくなるため血圧が下がります。
◯ 効能
全身性高血圧、難治性心不全で使用します。高血圧は脳、腎臓、心臓、眼の網膜にじわじわと障害を与えます。血圧をコントロールすることでこれらの臓器障害が軽減され、予後の改善が期待できいます。
投与量は体重に合わせて、1日1〜2回です。
◯ 副作用
副作用はあまりありません。まれに元気がなくなる、食欲が落ちる、低血圧などの症状があります。その時は、早めに病院にご相談ください。
◯ 相互作用
他の降圧薬(ACE阻害薬、利尿薬など)との併用で低血圧になることがあります。シメチジンとの併用で肝臓に問題が出る可能性があります。
◯ 注意
肝臓病がある場合は投与量を減らす必要があります。
処方してから1ヶ月以上経過した薬は、変性する可能性があります。
余った薬は置き薬にしないで廃棄してください。