スクラルファート
◯ この薬は
胃腸薬です。胃粘膜を保護して、胃の調子を改善します。
◯ 作用
消化管潰瘍部から出ている蛋白性滲出物に結合して潰瘍部分を覆います。胃酸、ペプシン、胆汁酸による粘膜の障害を防ぎます。
◯ 効能
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、食道炎、肥満細胞種による胃酸過多などによる食欲不振と嘔吐に効果があります。
投与量は体重に合わせて、空腹時に1日2〜3回です。
◯ 副作用
ほとんど副作用がない薬です。まれに便秘になることがあります。
◯ 相互作用
ラニチジン、ファモチジン、フェニトイン、テトラサイクリン、ニューキノロンなどの効果を減弱させる可能性があるので、2時間以上間を空けて投与してください。
◯ 注意
4〜5日投与しても効果が見られない場合は、薬を変えるなどの治療方針の変更が必要ですので早めに再診を受けてください。
腎臓が悪い場合は、長期間の投与を避ける必要があります。
処方してから1ヶ月以上経過した薬は、変性する可能性があります。
余った薬は置き薬にしないで廃棄してください。