アルプラゾラム
◯ この薬は
抗不安薬、睡眠薬です。
◯ 作用
アルプラゾラムはマイナートランキライザーです。GABA受容体のベンゾジアゼピン結合部位に結合し、抑制性伝達物質GABAの受容体親和性高め、神経機能抑制作用を促進します。
◯ 効能
犬や猫の不安、恐怖、パニックの症状を緩和します。
認知症の犬で睡眠薬として作用します。
投与量は体重に合わせて、必要な時の数十分前に1回投与です。
◯ 副作用
まれに大人しくなる、ふらつく、食欲低下、興奮などが起こります。その場合は病院にご相談ください。
何らかの症状は基礎疾患悪化のせいかもしれません。薬の量を調節するので早めにご相談ください。
◯ 相互作用
抗真菌薬と併用すると薬の代謝が抑制されます。
◯ 注意
この薬は、薬が必要な時の数十分前に投与します。不安やパニックを起こすイベントの前、寝て欲しい前に投与してください。同時に環境の改善や行動療法を行うことで効果が発揮しやすくなります。
処方してから1ヶ月以上経過した薬は、変性する可能性があります。
余った薬は置き薬にしないで廃棄してください。