ワンちゃん、ネコさんのペットフードについてのガイドラインが環境省から発表されています。
フードに関する役立つ情報が多く書いてあるので、ぜひご覧ください。
・『飼い主のためのペットフードガイドライン』環境省ホームページより
ガイドライン中の大切なポイントをいくつか紹介します。
① ワンちゃんネコさんは人間より多くのタンパク質が必要(ガイドライン3ページ参照)
ワンちゃんとネコさんが健康的に暮らすためには、人間と同じ量のタンパク質量では足りません。
人間と比べて、ワンちゃんは約2倍、ネコさんは約3倍のタンパク質が必要です。
特に手作り食を与えているお家では、肉類を思っている以上に多めに与えてください。
② 中毒になる食べ物に注意(ガイドライン6ページ参照)
「ネギ」「ニンニク「」チョコレート」などをワンちゃんネコさんが食べてしまうと中毒を起こしてしまうことは有名です。
「ブドウ/レーズン」「キシリトール」は最近になってわかった中毒食品ですので覚えておきましょう。
具体的な例としては、「ネギ入り鍋の残り汁を飲んでしまった」、「カバンに入れてあったレーズンパンを食べてしまった」など、事故は突然起こるので中毒食品は買わない、家に持って帰らないなどの対策をしましょう。
③ ボディコンディションスコアでフードの量を調節(ガイドライン14ページ参照)
フードをどのくらいの量与えればいいのか悩んだ方も多いと思います。フードのパッケージに書いてある推奨量は大抵多めです。ワンちゃんネコさんの体型をみながらフード量を調節しましょう。
お部屋で暮らしているワンちゃんネコさんは消費カロリーが少ないので、フード量は控えめにしましょう。
ボディコンディションスコアが判断しにくい時は動物病院のご相談ください。
④ 飲み込むと危険なもの(ガイドライン16ページ参照)
飲み込むと高い確率で緊急事態になる物があります。下記は丸暗記しましょう。
特にもらった花束は注意!ユリ系が混ざっていると花瓶の水を飲んだだけで中毒になります。
・ヒモ状の物
・竹串
・トウモロコシの芯
・桃や梅などの大きい種
・ユリ系植物
おまけ
小さすぎるドライフードは、勢いよく食べたときに気管や鼻に入ってしまうので危険です。
粒の大きさの目安は指の肉球くらいが良いでしょう。それを生肉くらいにふやかして与えるとさらに好ましいです。